小説家コワイ

伝説の小説家 阿佐田哲也に「ホントにあったコワい話」

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伊集院静氏の自伝的小説「いねむり先生」が発売されて、ちょうど5年。今なお根強い支持を受けるロングセラーだ.最愛の妻「夏目雅子(女優・モデル)を白血病で失った喪失感からアルコール依存症・ギャンブル依存症にまでなった著者。その彼に救いの手をさしのべた小説家阿佐田哲也氏との二人の日々を回想録風に描いた作品。

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★小説家 阿佐田哲也

阿佐田哲也氏は「色川武大(いろかわたけひろ)」名義で直木賞を受賞する文学者ではありが、麻雀を扱った作品を世に送り出し、昭和のマージャンブームの火付け役としても知られる。小説「麻雀放浪記」映画でも大ヒット。

雀聖」の異名を持つほどにマージャンをはじめとするギャンブルを極めた男。

その行き着くところは、やはり「運命論」のあくなき探究に及ぶ。

★本当にあったコワイ話

阿佐田は、毎年元旦に自宅で友人や編集者などを招いて新年会をひらいた。

その新年会では、必ず「ある予想」をするのが恒例だった

ある年の新年会で、阿佐田が予想したのは、

なんと“今年お亡くなりになる有名人”

「ヒーロー」の名をほしいままのプロレスラー。

同席者の誰もが耳を疑ったことは

言うまでもない。

それでも、彼は頑として譲らない。

理由は、こうだ。

「あのプロレスラーは、すべてがうまくゆきすぎている。人生で最も恐ろしいこと、それは、絶頂期に襲う“高転び”。彼ほど“高転び”の危険が怖ろしい人はいない」

そのプロレスラーに、突然悲劇が襲った。

ある晩彼は、高級クラブで暴力団組員ともみ合い末登山ナイフで刺された。

ところが、プロレスラーは泥酔状態で痛みがマヒしているうえ、持ち前の強気な性格でその場をしのいでしまった。

数日後キズ口が化膿し腹膜炎を起こして入院。だが、時すでに遅し。彼はあっけなくこの世を去った。

プロレスラーの名は、昭和の英雄「力道山」。

問題の「新年会」が開かれのは昭和38年のこと。

力道山の死は、その年の11月のことだった。

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